


ひとり一人の人間が責任を持つことの確実性一口に家をつくるといっても、それは一様な仕事ではなく、それぞれの段階で、それぞれに性質の異なる様々なジャンルの技能が集約して、ひとつの形を成すものです。
故に、それらの仕事を総覧し監理する人材はもちろんのこと、それぞれのジャンルに、全体を見渡しながら、自分の担当を全うするだけの責任力をもち、しかもそれぞれの技能に精通した「個人」の存在があるとないとでは、仕上がった建物の出来不出来、特にディティールの部分に大きな違いが出てきます。
私どもは、組織力で事にあたることが、建築にとって、必ずしもよいことではないと考えています。
監督だけは、その建物の全体を掌握しているが、例えば水道工事の担当者は、自分の与えられた部分にしか留意が及んでいない…それでよい建築が出来るのだろうかと、私どもはそのように考えています。
ひとり一人の人間のモチベーションを引き出し、それを協調させていく…そのための人間力こそを大切にしたい。
私たちは、何よりも、ひとり一人の「人間力」を大切にしたいと思っています。