

神崎には、家匠部、住環境事業部、施工監理部、建材部の4つの部門があります。
建材部は、文字通り、天然・自然の素材の産地、メーカー、加工に関わる技能職のみなさんと、絶えずコンタクトをとりながら、常に最良の建材を調達する部門です。
一方、施工監理部は、地盤改良を含む基礎工事から住宅建築、小型ビルを含む、それぞれの専門担当者を配して、工事を進行し、その質を監理する部門です。
これに、インテリア、エクステリアの専門デザイン、施工担当部署にあたる住環境事業部を加え、総合的に家づくりを進めていく。それをコンダクトし、コーディネートしていく、あるいは最初のエスキースを起こす作業(設計)をするのが家匠部です。
建材からトータルに発想していくこと。このことによって、繊細な家づくりを可能にしたい。それ故、家を建てる地盤にも関わっていきたい…そうしたことから社内に蓄積された技能と情報を4つの部門に個別に整理し、連携させた…これが神崎の「家づくり」体制です。

ぬくもりのある家は「人の手」でつくり出すもの。ややもすると、画一的で、冷たい印象を与えかねないモダンデザインを基調とする住宅においては、特に「人の手」のぬくもりを感じることができるかどうかが、重要なポイントになっていきます。
神崎では、ひとりひとりの技能職について詳細なデータを収集し、彼らの技術力、得手不得手などの状態を掌握し、物件の状況ごとに最適と思われるチームを編成するかたちで、家づくりに臨んでいます。
家匠部は、そのヘッド・オフィスに当たる部門です。外観上、構造上からだけでなく「住み心地」としての「住宅」をデザインすることを念頭に、最新のデザイン情報を収集しながら、みなさまのお問い合わせをお待ちしています。

家具を配置すること。壁を飾ること=インテリアではなく、そうしたことによって、どういう空間が出来上がるのかということ…
同様に、利便性に富んだ意匠を施すというだけでなく、そのことによって、どれだけ過ごしやすい空間をつくるのかということ…
神崎は、そうした考え方に立って仕事に臨みたいということから、インテリア(エクステリア)、リフォームを担当する部署に「住環境事業部」という名前をつけることにしました。
同時に「人が生活する空間に意匠を凝らすこと」という業務指針を掲げ、住環境事業部発足以来「生活意匠」というロゴマークを掲げさせて仕事をさせていただいております。

当然のことながら、家は、そこに「建って」から評価されるものです。設計図に描かれた家は、その始まりに過ぎません。
そして、家は、それぞれの異なるジャンルの技能が集積した総合的な作品です。
しかも、そうした技能のすべてが数値化され、データ化されているわけではありません。熟練技能職の感性に任せなければならない部分もあります。細密になれば、細密になるほど、そうした部分が増えていくことも事実です。
また、どんなに水平を目指して整地された土地も、精密な計測を行えば細部には凹凸が残っているもの。故に、どの土地も、工場生産されたまっすぐの素材を嫌う部分を持ち合わせています。そして、この間を調整していくのも、長年の経験を持つ技能職の腕だということができます。
たんに工期や予算を守らせるために管理するのではなく、そこに注がれる「技能の質」を、責任を持って「監理すること」。それこそが施工監理部の仕事だと考えています。

一見すると無機質な建材…もの言わぬ建材…しかし、木材、いや、石材でさえ、彼がどこから来たのか、どんな気候の中で育ってきたのか…慣れてくると、彼らは私たちに雄弁に語りかけてきてくれるものです。
工業生産品としてつくりだされた建材からも、原料となった鉱物たちの声が聞こえます。それを加工した多くの技能職の声も聴こえます。
この声を大切にしながら、ひとつひとつの仕事にあたっていきたい…これは私たちが、業務に従事するにあたり、最も大切にしていることであり、願いでもあります。