


モダン・デザインは20世紀に発達したデザイン様式です。
ウィリアム・モリスなどの近代工芸運動に遡れたとしても19世紀末。もちろん、欧州がその発祥の地です。
しかし、日本の江戸時代に確立した「数奇家」「数寄風」などの和風デザインと、欧州発のモダン・デザインとの間には、不思議な共通点、調和性が見いだされていることは、よく知られていることです。
これは、明治以降、急速に「欧化」を進めてきたわが国が、積極的にその文化を吸収し内包してきた結果だともいわれていますが、ブルーノ・タウトが「泣きたくなるほど美しい」と絶賛した桂離宮などは、明治以前の建築物であるにもかかわらず、モダン・デザインの観点から、欧米でも高い評価を受けていることも事実です。
