家匠部 作品1

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はじめに 
家匠部と神崎の「家づくり」 について

 

神崎には、家匠部、住環境事業部、施工監理部、建材部の4つの部門があります。
 
建材部は、文字通り、天然・自然の素材の産地、メーカー、加工に関わる技能職のみなさんと、絶えずコンタクトをとりながら、常に最良の建材を調達する部門です。
一方、施工監理部は、地盤改良を含む基礎工事から住宅建築、小型ビルを含む、それぞれの専門担当者を配して、工事を進行し、その質を監理する部門です。
 
これに、インテリア、エクステリアの専門デザイン、施工担当部署にあたる住環境事業部を加え、総合的に家づくりを進めていく。それをコンダクトし、コーディネートしていく、あるいは最初のエスキースを起こす作業(設計)をするのが家匠部です。
 
建材からトータルに発想していくこと。このことによって、繊細な家づくりを可能にしたい。それ故、家を建てる地盤にも関わっていきたい…そうしたことから社内に蓄積された技能と情報を4つの部門に個別に整理し、連携させた…これが神崎の「家づくり」体制です。

 

about Mr.&Mrs.N family's house
 

デザインと匠

Uniting of design and skil

IMG_1922.JPGこの「Mr.&Ms. K family's house」の意匠としてのテーマは「コンクリート打ち放しと木材とによる家である」こと、「直線で構成されたデザインを基調とする」ことです。しかも、その直線は、重厚なものと繊細な細い線との組み合わせ。どっしりとしたコンクリート部分とは対称に、木材に拠る部分は、比較的、細めの部材を使って構成されているプランです。
 
まず留意しなければならないのは、その細い木材による意匠を、直線として正確に表現する仕上げの美しさです。
設計図面の正確性もさることながら、こうした場合、キャスティング時に、腕のある技能職たちに参集してもらうことも重要ですが、それ以上に、どのような「質」で作業が行われるかということが、成功失敗の鍵を握ることになります。
 
しかも、この物件の場合、日本の伝統家屋に受け継がれてきたエクステリアとインテリアの境界をあえてあいまいにした、開放感豊かな空間構成になっています。
そうなると、風雨による弊害も十分に考慮される必要があり、素材選びから慎重に行われる必要があります。
 
しかし、そうした難物件だからこそ、建材の調達から整地、建物の施工、インテリアまでを一貫して行う神崎の強みを発揮できるということもこともいえました。

 
 

建築は素材から始まる

From the selection of the material.

IMG_1910.JPG木材の直線性は、素材のシーズニング(乾燥)に担保されるもの。いかに最適なシーズニングが行われるかに、すべてがかかっているともいえます。
 
木材は、乾燥の過程で、そり、ねじれなどが生じます。もちろん、それらを乾燥後に削るなどの方法で矯正することはできますが、できる限り、直線性を保つためには、こうした、そり、ねじれなどを修正しながら、ゆっくりと熟成するように乾燥させる必要があります。
 
そいうしたことを踏まえ、神崎は、産地との長年の知己を礎に綿密な連携をとりながら、万全のシーズニングをすること。建築を、ここから始めます。
 
同様に、素材の適正に従って、適材適所に割り振ってやること。木材に無理をさせないこと。そうしたことも、持続性をもった建物を実現させるためには、欠かせない視点となります。
 
広範の産地と連携をとりながら、難しいシチュエーションにも適応できるよう、日頃から、準備を行っています。
 

 
 

「和」ということ

To achieve Japanese beauty

IMG_1583.JPG日本的な空間美を随所にとりいれた「Mr.&Ms. N family's house」の場合、木材だけでなく、例えば畳に使用される「い草」の産地(熊本県八代市など)にも精通する必要があります。同様に、欧州発祥のモダン・デザインに、畳の空間を馴染ませるためには、畳職人の方に、定型外の畳をつくってもらう必要もあります。
確かに、欧州発祥のモダン・デザインと、日本の数寄屋由来のデザインは相性の悪いものではありませんが、永く欧米の住宅文化にシフトしてきたわが国にあっては、素材の産地も細り、技能職も数を激減させているという現状があります。
 
こうした状況にあって、せっかくのコンセプトも、実現が難しいという側面がありますが、神崎は、独自のネットワークを駆使し、ご要望にお応えできるよう、日頃より努力を重ねております。
 
 

 

スタイルだけのモダンから
生活のあるモダンへ

 

木の温もりを大切に仕上げることが、ややもするとソリッドになりがちなモダン・デザインに、体温を与える作業になるのではないかと思っています。
 
まず、かたちとしての「住宅」にスタイルや個性をもたせるのは、設計力ということになりますし、耐震性など、住宅の構造に関わる部分も、その多くは机上で産み出されるものです。
でも、その家に永く暮らす。その時間を豊かにしてくれるのは、どのような質感で、その家が仕上げられれるのかということに拠るのではないかと考えています。
 
デザイナーさんや建築士のみなさんの努力を、さらによりよい質感で仕上げる…そのために素材や、技能のあり方に留意する…
 
神崎は、そこに、次の時代のモダン・デザインを見いだしたいと思っています。
 
 
 
 

LinkIcon家匠部へ メール 

家匠部/住環境事業部 Reception-Phone 045-624-0589

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Mr.&Mrs.N.familry's house

土地面積:155.9平米
建物伸べ床面積:117.14平米

仕様:鉄筋コンクリート打ち放し
  (3階部分 在来工法木造)

■1階部構成:和室(8畳)1/子ども室(5畳)2/ウォークイン・クローゼット1/収納室1/トイレ1 ■2階部構成:リビング&DK(18畳)1/食品庫1/パウダールーム1/トイレ1/浴室1 ■3階部構成:書斎(8.25畳)1

仕上げ等:

■壁:コンクリート打ち放し及び塗装仕上げ ■天井:コンクリート打ち放しの上、クリアー仕上げ及びAEP仕上げ 
■床:2階 檜(ひのき)15mm無垢板貼り/1階&3階 椹(さわら)15mm無垢板貼り
■バルコニー=簀の子敷き その他にウッドデッキ等


※椹(さわら):わが国特産の木材。産地は本州北部から中部、中国地方から九州に至る。特に木曾地方・飛騨地方での生産が盛ん。江戸時代には木曽五木の一つに数えられ、御用木として保護されていた。
軽軟性に富み、切削など加工性も高いことから、障子の桟など繊細な組み物によく使用される。その一方で水湿に強いという特徴があることから、濡れ縁などに使用される場合も多い。